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2026/5/27


これはエアコン工事そのものの話ではなく、「どういう条件で働くか」の話です。
量販店での下請け・標準工事のみという条件では、施工業者が手にする金額は1台あたり7,000〜9,000円前後が相場です。1日3台こなして日当2〜2.7万円。
もちろん、現場経験が浅いタイミングの最初の段階としては現実的なスタートラインです。ただ、この条件のまま変化がないと、月収はなかなか上がっていきません。
ここで差がつくのが「追加工事を自分で受けられるかどうか」です。追加工事が1件加わるだけで、1現場の売上が大きく変わります。そしてその追加工事の多くは、第二種電気工事士がなければ受けられない工事です。
現場でよく発生する追加工事を、実際の相場とあわせて整理します。
配管を保護し、見た目を整えるカバーの設置です。追加工事の中で最も依頼数が多く、全体の約42%を占めます(くらしのマーケット調べ)。電気工事士の資格がなくても受けられる追加工事の代表例です。
室内側:6,000〜15,000円程度
室外側:7,000〜9,000円程度
両方合わせると1〜2万円の追加になることが多い

エアコン専用のコンセントがない部屋への取付では、分電盤から専用回路を引く工事が必要です。これは第二種電気工事士がなければ受けられません。
相場:15,000〜30,000円程度(配線距離・隠蔽の有無により変動)
※ 分電盤に空きスペースがあるかどうかで、工事の難易度が変わります
14畳以上の大型エアコンや省エネ性能の高い機種は200V仕様が多くなっています。100Vから200Vへの切り替えには、コンセントとブレーカーの工事が必要です。これも電気工事士が必須です。
相場:8,000〜25,000円程度(分電盤の状況による)
※ 単相3線式の住宅であれば、比較的シンプルな工事で済む場合が多い
※ 単相2線式の場合は電力会社への申請が別途必要になります
配管を通す壁の穴がない場合に必要な工事です。壁材の種類(木造・コンクリート・ALC)によって難易度と費用が変わります。
相場:3,000〜10,000円程度(壁材により変動)
※ 2006年8月以前に着工された建物は、アスベスト事前調査が必要な場合があります
室外機を高い場所に設置する場合の追加費用です。体力と経験が必要で、単価も上がります。

・量販店下請け・標準工事のみの場合
1台7,000〜9,000円が基本。コンセントがなければ「別の業者に依頼してください」と伝えるしかない。
・電気工事士あり・追加工事対応の場合
専用回路の増設・200V化・コンセント交換まで1回の訪問で完結。1現場で2〜4万円の単価アップ工事ができることも珍しくない。
この差が積み重なると、年間の収入に大きな差として出てきます。量販店下請けおよび標準工事での1台7,000〜9,000円に対して、追加工事が1件入るだけで1現場の売上が2倍以上になることも珍しくありません。※ベストは、直受けでの仕事を増やすことは大前提です。
「取得が難しそう」と思う方が多いですが、実際のデータを見てください。

国家資格の中では合格を狙いやすい部類です。受験資格がないため、未経験の方でも今すぐ受けられます。ただし技能試験については、事前練習なしで合格するのは難しいのが実態です。
追加工事は押し売りではありません。現場を見て「この状況だとこういう工事が必要です」「こうすると長持ちします」と、お客様の状況に合わせて説明できる力が必要です。
資格を持っているだけでは不十分です。「なぜ必要か」を自分の言葉で伝えられる職人が、お客様からの信頼を積み上げ、リピートや紹介につながっていきます。これが「長く稼ぎ続ける」ための核心です。

※上記の金額はあくまで参考情報(2026年5月時点の作成)
量販店下請け・標準工事のみでは、1台7,000〜9,000円が目安のスタートラインです。
専用回路の増設・200V化・コンセント増設は、電気工事士がなければ受けられません。
第二種電気工事士は合格率55〜72%。受験資格なしで誰でも受けられます。
資格と技術に加えて、「判断して提案できる」ことが長く稼ぎ続ける条件です。
※量販店下請け・標準工事の単価が安いのは、技術の問題ではなく“ビジネスモデルの違い”によるものです。量販店は販売台数が多いため、①作業時間、②作業リスクを最小化した標準化された工事が前提になっています。
職人側にとっては「短時間で安全に多くの台数をこなすため」の仕組みであり、お客様側にとっては「1台あたりの費用を抑えつつ、施工時の事故リスクを減らすため」の仕組みです。
現役業者が実機を使って直接指導します。
追加工事の判断ができる「土台」を2日間で作ってください。